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食 べ も の (あーす農場)


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あーす農場で意外だった事の一つに
食事の簡素さがあります。

主食は玄米。

野菜中心の食事ですが、時にお肉も登場します。


驚きは調味料!

「塩・しょうゆ・酢・さとう・みそ・ごま油」

これだけしか使わないの。

しかも砂糖は「3つの白い毒」とさえているから
茶色い砂糖を使ってもごくごく少量。

これまで様々な調味料を加えて調理してきた私には
衝撃でした。

無農薬で育てている食材だから調味料にもとてもこだわっているのだと
あーすの3姉妹に聞きました。

確かに、幾ら食材にこだわても調味料に科学成分諸々が混ざっていては
本末転倒。


味付けがシンプルだと素材の良さがとても際立ちます。

素材が良いとこんなにも美味しいのか!と一番感じたのが

「す い と ん」

我が家で出てきた事のあるすいとんは粉臭く・カチコチで、
戦時中の食べ物的なイメージがぬぐえない
お世辞にも美味しいモノとは言い難いものでした。

あーすのすいとんはふんわり・もっちり
小麦の味がとっても美味しい♪
素材の大切さを感じた瞬間でした。


「玄米」
身体の掃除をしてくれるとても優秀な子。
栄養もたっぷり入っています。
白米は食べやすいけれど、
栄養のほとんどを削り取ってしまい、
食べやすさの為に食べ過ぎてしまいます。

玄米を食べると子供はゆ~っくり大きくなっていくのだそう。
自分の成長ペースでって事でしょうね。


「牛乳」
これは牛が子牛を育てる為のお乳。
人間には栄養やカロリーが大きすぎるので
身体の成長がやたらと早まってしまうそう。


「お肉」
人間には消化する為の機能が十分に備わっていない為
そのほとんどが消化されず身体に残ってしまう。

ちょっとうろ覚えな部分ありで、
教わった通りではないかもしれないけれど、
そんな感じの事を画家であり、母である梨紗さんから。


食に関していろいろ教わっているうちにフト疑問が湧いてきた。

常日頃食べている”たまご”についてです。

あーすの直ぐ近くに巨大な養鶏場があり、
その中では小さな小さなゲイジに閉じ込められ、
そしてその付近一帯たまらない悪臭が漂い、
ヘドロのような水が流れている。
身動きも取れず、タマゴを沢山生むように調合された不自然な餌を食べ
ただただ卵を産むためだけに管理された鳥が何万羽と暮らしています。


はてはて、こんな環境に暮らす鳥達にストレスはないのかしら?
その卵はストレスの産物?!
ストレスの塊を食しているのではないか?と
そんな疑問が沸き起こってきたのです。

以前縫製工場で働いていた私は、
ストレス三昧の環境から生み出される服達にとても疑問を感じていました。
ストレスを抱えた縫い子さん達が縫った服、
そこに幸せな感情は含まれていないと。
もっと愛に溢れた、手にした人を幸せで包み込めるようなモノづくりがしたいと。
そう思いフリーになったあの気持ちとタマゴがシンクロしちゃったのです。


あーすで飼われている鳥達はとても自由な環境でのびのびと暮らしてます。
自由すぎて朝の3時過ぎには「コケッコー!!!♪」なんてやりだすものだから
私は毎朝恐ろしく早起きさんでした (笑)

ストレスの無い鳥さんの卵は殻がとても固くてずっしりと重みのある
見るからに美味しそうな卵です♪


あんまりこんな事考えてると今の世の中何も食べられなくなってしまうよね。

食を真剣に考えると自給するしかないのかも。

身を持って感じた事は、
食を正すと体も正されていくって事。

物事全て繋がっているから、食だけを切り取って
食がこうだからこうなった!とは言い難いけれど
綺麗な空気・山からの恵みの水・愛情込めた安全な食・身体を存分に使った労働
これらによってたった9日間だけなのに私の心と体に変化が起こりました。

アトピーだった青年が2年間生活を共にしてすっかり治ってしまったと
噂で聞いていた事が我が身にも!

9日間で沢山のミラクル体験しましたよ!♪

※ 恋ブレス再販しました
by miri-luca | 2010-06-19 17:58